看護師さんにとっての「良い病院」って何でしょう。
やりたい看護を実践できるところ?お給料の高いところ?家族との時間を作れるところ?職場の人間関係が良いところ?一人ひとり、違うと思います。
ここでは、求人/看護師専門の転職サイト/病院見学/面接などでのチェックポイントをまとめてみました。参考にしてみてくださいね。
常に看護師不足の状態にあるので、求人を出している病院・クリニックがとても多くあります。でも、求人情報って、見ても看護師さんにとって働きやすい良い病院なのか分からなかったりしますよね?
ここでは求人情報から見極めるポイントを一緒に見ていきたいと思います。
【チェック項目】
・求人掲載の頻度
・離職率
・有給取得率
・福利厚生
・残業の有無/残業代の支給
・教育体制
・研修の有無/研修の費用負担
・資格取得支援
このあたりをチェックしていきましょう。
まず、求人掲載の頻度について。頻度が高くなる理由は次の2つが考えられます。
(1)採用基準が高い。
これは、1人だけ採用する予定だけど病院側の求めるスキルが高く、なかなか採用に至らずに求人をかけ続けるしかない、という状態です。病院側の求めるスキルが高いだけではなく、経験科目と募集している科目で行うことが違い過ぎで採用しづらくて、こうなっている可能性もあります。
(2)採用しても看護師さんがすぐに辞めてしまう。
辞めるということはさまざまな理由が考えられますが、病院側に何か欠陥があるのかもしれません。とは言え、採用段階では見えてこなかったミスマッチが起きたということ。
こうしたことから、「何か」があることは理解ができるので、求人頻度をチェックしておくことはオススメです。
次に、離職率と有給取得率、残業の有無など。どのぐらい働くのか、どのぐらいお休みを取得しやすいのかって、じつはすごく大切ですよね。子供がいると特に大事。幼稚園や保育園、こども園の行事のときにはお休みができるのか、急な発熱のときに早退ができるのか、残業があるのかどうか、また開園している時間内で残業はおさめられるのか、などなど。そうしたことにズレがあり、看護師さんに無理が生じてしまうこともあります。なので、このあたりの項目もチェック、自分にとって働きやすい環境があるのかどうか確認していきましょう。特に離職率については、見方に注意が必要です。離職率が低い=働きやすい病院、とすぐに判断するには少し危険。辞めたいけれど辞められない、だから離職率が低い可能性もゼロではありません。ですので、さまざまなことを総合的に見ることが大切です。また福利厚生については、生活を豊かにする仕組みや制度が含まれているのかを確認してみると良いですよ。
また、教育体制や研修に関すること、資格取得支援の有無についてのチェックは、経験年数が浅い人ほど大切です。看護師としてまだまだ成長段階にある人は、どんな教育を受けられるのか、自分の理想とするキャリアを描くために必要な研修を受けられるのか、資格を取得するための支援があるのかどうか確認しましょう。理想のキャリアを描けていない人も、どんな道にも進める体制が整備されているのかを見ることをオススメします。
「レバウェル看護」「ナース人材バンク」などに代表される看護師専門の転職サイトを使って情報収集するのがオススメ。
サイトへ登録するとキャリアアドバイザーがついてくれることが多いので、求人には掲載されていないことをコッソリと教えてくれる可能性があります。例えば、人間関係や内部の人にしか分からないことなど。本当に知りたい情報を得られることで、看護師さんにとって良い病院かどうかを判断することができます。
面接って病院側が求職者をチェックする場だと思っていませんか?でも実際は、働く人も病院も双方が双方をチェックする場なのです。下記のことを確認してみましょう。
【チェック項目】
・面接官の質問内容
・提示された条件
・面接官/看護師長の人柄
実際に働く際の条件を面接時に提示されることがあります。そのときには、条件を細かくチェックしてみてください。求人で提示されていたものよりも、お給料がびっくりするぐらい高かったり、休日の日数が少なくなっていたりしたら、少し立ち止まってみましょう。何故その数字になっているのか、実際はどうなのかをキチンと確認してください。
また、病院の代表である面接官や看護師長はどんな人なのか、よく見ておくと良いですよ。例を挙げると次のようになります。
(1) 面接官はどんな人?
圧迫面接をされていないか/条件交渉はしやすいか/裏表はなさそうか/話し方はきつくないか
(2)看護師長について
話し方は穏やかか/えこひいきしていないか/現場の声を聞いてくれそうか/子育て経験はあるか
さまざまな視点から、自分にとって働きやすい病院かどうかを確認してみましょう。
看護師求人におけるチェックポイントをさまざまな角度から書いてきました。看護師専門の転職サイトの利用も促しました。それだけ転職をする前のリサーチが大切ということです。
ちょっと冷たい言い方になってしまうかもしれませんが、入職をしてから「もっと確認をしておけば良かった」と思っても遅いのです。後で後悔しないためにも、事前に納得のいくまで確認をするようにしてください。
また、転職するにあたり、さまざまな希望条件があると思います。でも、全ての条件が完璧に揃うことはまずありません。だから、次の就職先として絶対に譲れないこと(MUST)と叶った方が嬉しいけれどないならないで良いもの(WANT)をきちんと仕分けしておきましょう。最後に「この病院にする」と決断をするのは、あくまでも自分自身です。キャリアアドバイザーやご家族、ご友人ではありません。
このMUSTとWANTをしっかり分けて考えることで、自分にとっての「良い病院」に巡り会えると思います。
看護師さんにとっての「良い病院」はどんな病院なのでしょうか。
転職をするときにベストな選択ができるように
求人/看護師専門転職サイト/病院見学/面接
この各ポイントでのチェック項目をまとめました。
併せて、転職する上での心づもりも書いています。
「転職で失敗したくない」
「後悔しない転職をしたい」
「笑顔で働ける病院に移りたい」
そんな看護師さんは、ぜひ参考にしてみてください。
きっと自分の考えややるべきことが、はっきりと見えてきますよ。続きはこちら
転職を考えるとき「同じような失敗はしたくない」
と思う人がほとんどではないでしょうか。
看護業界では人間関係が良好なところや激務ではないところなどより良い職場を求めて転職を希望する看護師も多いです。
とは言え、一般の求人募集要項に目を通すだけでは情報が乏しく就職後のミスマッチが生じてしまう可能性があります。
そのため、気になる病院のチェックポイントを押さえさらに職場見学を通してしっかりと情報収集することが大切です。
その他にも採用されやすいポイントを押さえておくと転職を繰り返すことのない理想のライフスタイルを手に入れることができるでしょう。続きはこちら
病院もクリニックも医療機関の1つですが、両者には明確な違いがあります。
規模や病床数、取り組んでいる医療サービスの内容など、違いはさまざまです。
ここでは、金銭部分である「医療費」に注目しどのような違いがあるのか。
また患者側からすると、どのように使い分ければいいのかについてご紹介しています。
自身や家族の病気やケガの際に適した医療機関で適した治療を受けるためにも、両者の違いについておさえておきましょう。続きはこちら
転職のゴールは志望先に内定をもらったときではありません。
入職後、ミスマッチが少なく働きやすい環境で活躍できているかどうかが本当のゴールであり転職が成功したといえるのです。
「転職しないほうが良かった」という状況を避けるためには情報収集や転職理由の明確化などを事前にしっかり行う必要があります。
しかし、初めての転職の場合は特に何から始めればいいかわからないのではないでしょうか。
そこで強い味方となるのが看護師専門の転職サイトです。続きはこちら
「ここの病院は診療科目が多いから安心」「大学教授がいる病院だから腕はいいはず」といった何の確信もなくかかりつけ医を決めるのは安易かもしれません。また、受け入れ患者数に対してスタッフの人数が少なすぎたり、電子カルテばかり見て診察していたりなど、細かな点にも注意を向けて病院やクリニックの良し悪しを判断することが大切です。これから長くお付き合いしていくかかりつけ医選びで失敗しないためにも、しっかりと情報収集をしておく必要があります。続きはこちら